石川さゆりさんのデビュー50周年を記念して製作された訪問着「華々しい繋がり」の姉妹品が返礼品に登場します。職人たちが一刷毛一刷毛に丹精込めて制作した手描き京友禅で、金銀箔や京縫も施された豪華な一点物です。

この写真は柄合わせのために仮仕立てしてあります。仮仕立ての状態で納品されます。

 

小山薫堂氏によるプロジェクトから誕生した手描き京友禅の逸品

この訪問着は、歌手・石川さゆりさんのデビュー50周年を記念して開催された「京友禅きものデザインコンペティション」から誕生しました。

コンペは、京都市、京友禅協同組合連合会、京都館館長・小山薫堂氏（放送作家）による、京友禅のPR、未来の担い手発掘、職人の仕事創出などを目的とした「京友禅きものデザインプロジェクト」の一つとして企画されました。審査には人間国宝の染織家・森口邦彦氏も参加。15～97歳まで全国から216点もの応募があり、19歳の学生の作品「華々しい繋がり」が「石川さゆり賞」を受賞。このデザインをもとに石川さゆりさんがステージで着るきものが製作されました。

同時に、その姉妹品も１着のみ製作され、このたび京都市ふるさと納税の返礼品に登場します。

 

京友禅の美を生み出す職人の手仕事

京都の伝統的な染色技法の一つ、京友禅。鮮やかな色彩を持ち、時に金銀箔や刺繍も施された華やかで優雅な絵柄が特徴で、日本を代表する美の文化が息づいています。

手描き京友禅には15〜20もの工程があり、それぞれに独立した分業制。その美しさは多くの職人による、てま・ひまを惜しまない心の込もった手仕事の結晶です。

そうした工程を統括し、総合プロデュースを担うのが「染匠」と呼ばれる職業の役割で、今回は二条城の近くに店を構える木村染匠が担いました。伝統の技術や美意識を受け継ぎながら、時代に応じた感性を取り入れたきものづくりが高い評価を得てきた京友禅の老舗です。

 

 

自分が主役になれる華やかなおしゃれ着として

縁起の良い七宝文様が大胆に使用され、モダンでポップなデザインが特徴。華やかで人目を引くおしゃれ着として、パーティーや観劇はもちろん、お友達とのちょっとした集まりでも、自分が主役になりたい時はいつでもお召しください。袋帯はもちろんのこと、名古屋帯を合わせても素敵です。七宝文様に季節はありませんので、思い思いの帯を合わせてお楽しみください。

返礼品概要

◆返礼品名　　　石川さゆりさん50周年記念訪問着「華々しい繋がり」姉妹品　　

◆寄付額　　　　500万円（仕立て代は含みません）　【限定1着】

◆仕　　様　　　袷・訪問着

◆出品事業者　　木村染匠株式会社

製品素材：国産糸使用・丹後ちりめん「松岡姫紋御戸代、唐獅子巻き文様」
製造技法：手描京友禅（化学染料による手染め）
寸　　法：身丈4尺7寸　前幅6寸5分　後ろ幅8寸　裄1尺9寸5分程度まで　袖丈1尺7寸程度まで
対応身長：170cm程度まで、胴回りは110cm程度まで

※絵羽付けの柄ゆきのため、体型によっては合い口（縫い目）で柄がずれる場合がございます。対応寸法はあくまで目安とお考えいただき、ご心配があります場合は必ず事前にご相談ください。その際に、身長や体重、スリーサイズをお伺いする場合がございます。いただいた個人情報は着用可能な寸法であるかどうかの確認のみに使用させていただきますので、ご了承くださいませ。

また、八掛がついておりますが、単衣でお仕立ていただくことも可能です。
真夏以外にお召しいただく着物です。

 

＞寄付の用途について
いただいた寄附金は、企画の趣旨から「伝統産業や観光などの振興」に活用させていただきますので、ご了承ください。

 

〈仕立て代別途〉
※この商品にはお仕立てがついておりませんのでご注意ください。
※写真は柄合わせのために仮仕立てしてあります。
仮仕立ての状態で納品されます。本仕立てが別途必要です。お仕立てをご希望の方は、別料金にて承ります。

〈ご使用上の注意〉
※京友禅は正絹の生地を使用し、鮮明な色の染料による手染めで加工をしており、一部には金・銀色などの箔を使用しております。クリーニングなどのお手入れは、必ず専門業者にご相談ください（メンテナンスは弊社でも承ります）。
※素材の特性上、長時間日光などの紫外線に当たると退色や黄変する恐れがあります。また、摩擦、水ぬれなどによる色落ちや色移り、変色の可能性もございます。保管場所、雨や汗などの水分には十分ご注意ください。

 

◆発送期日　ご入金後約２カ月（海外発送不可）

 

＞制作者情報

染色作家　奥野むつみ（木村染匠株式会社）

京都府 京もの認定工芸士（京友禅）、京都市伝統産業「未来の名匠」

福井県越前市出身。京都精華大学芸術学部芸術学科日本画分野卒業。09年よりぬれ描き友禅作家・高橋峰陵工房に弟子入り。18年に独立、宝石とドレスをテーマとした着物ブランド「Bleuet.自分で自分に贈るキモノ.」を立ち上げる。21年、木村染匠株式会社所属、京都市未来の名匠に認定される。主な受賞歴に、「京手描友禅作品展」京都商工会議所会頭賞受賞（14年）、同展一般的財団法人伝統的工芸品産業振興協会賞受賞（15年）。

絵画タッチのキラキラ表現を得意とし、モットーは「オシャレは乙女の戦闘服。自分を誇りに思う一着を。」

 

＞京友禅きものデザインコンペティション
「石川さゆり賞」受賞作品

【作品名】「華々しい繋がり」
【受賞者】古澤 美結（19歳、大阪府枚方市在住）

〈作品のコンセプト・テーマ〉
この作品のテーマは石川さゆりさんの縁です。石川さゆりさんが今まで繋いできた色んな方との縁や、ペットへの愛情を七宝柄に表しました。ベースの黄色は石川さゆりさんの最初のシングルアルバムの「かくれんぼ」のジャケット写真の衣装から使わせて頂きました。そして、真ん中にある曲線の数々は木をイメージしていて、石川さん自身を表現してみました。
目を凝らすと1番上の部分に50周年記念の「50」の数字、その下に石川さんの名前が見えるように工夫し、一度見たら記憶に残るデザインにしました。